飯田下伊那薬剤師会からのお知らせ

平成25年度 夏休みお薬体験ツアー 報告

data 2013年8月31日

 毎年恒例の「夏休みお薬体験ツアー」を7月31日(水)に行いました。
 この事業は、一般社団法人へ移行するのに伴い「公益目的事業」として、平成21年度から実施している事業のひとつです。
 夏休みに入った小中高校生を対象に、薬に興味のある方でしたら、どなたでも参加いただけます。
 今回は、中学生1名と小学生20名、小学生未満2名、保護者14名の合計37名の参加がありました。
 
 午前中は、名古屋市中区にあります「名古屋市科学館」の見学を行いました。平成23年3月にリニューアルオープンしたプラネタリウムは、ドーム内径35mという世界一の大きさで、本物に近い星空を再現することができます。7月は『天の川と銀河系』がテーマで、大型リクライニングシートで約50分間、夏の星座について学芸員の生解説を楽しみました。このプラネタリウムは非常に人気が高く、今回初めて観覧券が予約でき、見学することができました。その他館内には、人体の仕組みをわかりやすく説明した大きな模型や遺伝子DNAの構造模型、高さ9mの竜巻を発生させる装置や120万ボルトの放電装置などがあり、現在の科学技術をわかりやすく学習することができました。
 
 午後は、岐阜県各務原市にあります「内藤記念くすり博物館」を見学しました。この博物館は、昭和46年、日本初の薬に関する総合的な博物館として、エーザイ㈱川島工園の中に内藤豊次氏(エーザイ創業者)によって開設されました。洋の東西に関係なく、様々な薬学、医学に関する歴史、薬の扱い方、健康への知識などが展示され、収容されている薬の資料は65,000点。図書は約62,000点に及びます。江戸時代の製薬道具、医学道具の実物の展示や江戸時代の薬屋を復元、解体新書などの貴重な文献が展示され、薬学・薬業の発展を伝える貴重な史資料館です。
 天気にも恵まれ、約600種の薬草・薬木が育成されているくすり博物館前の薬用植物園も観察することができました。
 くすり博物館に関するクイズを用意しましたが、よく学習・観察され、難しい問題も正解することができました。
 
 早朝6時40分に飯田を出発し、夕方6時30分に帰着する旅程でしたが、夏休みの一研究のテーマや絵日記の題材となってくれればと感じています。
 
 昨年度からは、小中学校でおくすり教育が義務化され、「個人生活における健康・安全に関する理解を通して、生涯を通じて自らの健康を適切に管理し、改善していく資質や能力を育てる」ことを目標に学習を行っています。インターネットやコンビニエンスストアーなどで、一般用医薬品(大衆薬)が簡単に購入できるようになりましたが、副作用という好ましくない症状や乱用などの問題もあります。『自己責任』の領域が増加したにもかかわらず、医薬品の正しい使い方など学ぶ機会は少なく、今回の体験事業で、薬局や薬剤師を身近に感じ、くすりの相談者として活用していただきたいと考えております。
 
 薬剤師会では、この他にも「公益目的事業」として、平成22年度には池田理代子さん、23年度には山田邦子さん、昨年度の三遊亭小遊三さんに続き、今年度も「公開講座」を計画中です。新聞や薬局の店頭でお知らせいたしますので、ぜひ多くの方のご参加をお願いいたします。




平成25年度_お薬体験ツアー