飯田下伊那薬剤師会からのお知らせ

平成24年度 夏休みお薬体験ツアー 報告

data 2012年8月28日

平成24年度 夏休みお薬体験ツアー 報告

 

 

毎年恒例の「夏休みお薬体験ツアー」を8月2日(木)に行いました。
この事業は、一般社団法人に移行するにあたり「公益目的事業」として、4年前から実施している事業です。小中高校生をメインに薬に興味のある方でしたら、どなたでも参加頂けます。
今回は、中学生8名、小学生以下17名と保護者12名の合計37名の参加がありました。午前中は、岐阜県各務原市にあります「内藤記念くすり博物館」を見学しました。この博物館は、昭和46年、日本初の薬に関する総合的な博物館として、エーザイ㈱川島工園の中に内藤豊次氏(エーザイ創業者)によって開設されました。洋の東西に関係なく、様々な薬学、医学に関する歴史、薬の扱い方、健康への知識などが展示され、収容されている薬の資料は65,000点。図書は約62,000点に及びます。江戸時代の製薬道具、医学道具の実物の展示や江戸時代の薬屋を復元、解体新書などの貴重な文献が展示され、薬学・薬業の発展を伝える貴重な史資料館です。
企画展として「江戸のくすりハンター小野蘭山~採薬を重視した本草学者がめざしたもの~」が開催されており、日本の本草学を集大成したといわれている本草学者・小野蘭山(1729-1810)の採薬で得られた莫大な実物調査の数々と精緻で美しい植物画を見ることができました。
今回は、製薬工場が夏休みで見学ができませんでしたが、天気にも恵まれたこともあり、くすり博物館前の薬用植物園の観察をすることができました。この薬用植物園では、約600種の薬草・薬木が育成され、一般に公開されています。
午後は、名古屋港水族館のイルカパフォーマンスの見学からスタートしました。世界最大級のメインプールでのイルカのショーは、必見でかわいらしく感動ものでした。イルカにプールの水をプレゼントされる「イルカシャワー」に遭った参加者もいらっしゃいました。また、ツアー当日の朝、ベルーガ(シロイルカ)の「グレイ」が赤ちゃんを出産したとの案内がありました。無事に育ってくれることを願います。名古屋港には1965年第7次南極観測から活躍した南極観測船「ふじ」が永久停泊しています。その「ふじ」がたどったコースにそって、「日本の海」、「深海ギャラリー」、「赤道の海」、「オーストラリアの水辺」、「南極の海」の5つの水域、地域にすんでいる生き物たちを紹介しています。「南極の海」のペンギン水槽は、気温‐2℃、プールの水温は6℃に設定されており、連日30度を超えている猛暑とは別世界のようでした。
早朝6時40分に飯田を出発し、夕方6時に帰着する旅程でしたが、夏休みの一研究のテーマや絵日記の題材となってくれればと感じています。
今年度から、中学校ではくすり教育が完全義務化されました。コンビニエンスストアーやスーパーで、一般用医薬品(大衆薬)が購入できるようになりましたが、医薬品の正しい使い方など学ぶ機会は少なく、今回の体験事業で、薬局や薬剤師を身近に感じてもらい、医薬品に興味をもって頂きたいと考えております。
また、この体験事業は、クラス単位や学校単位への対応も検討しておりますので、お気軽に飯田下伊那薬剤師会又はお近くの調剤薬局までお問い合わせ下さい。